2006/08/17//Thu.
双子の夢
夢を見た。

双子の男の子がいて、年は6歳くらい。
二人とも、中身は妖怪。中身は結構おっさん年齢。
双子はお腹にいたときに死んでしまって、
その時に二人の妖怪の魂がそれぞれ双子の肉体に入った。
人間の両親は双子の中身には気付いていない。
温かくて、優しい両親。
母親のお腹には弟か妹がいた。

双子の兄は夫婦の子どもの肉体に
自分が入ってしまった事を悔いて苦悩していた。
母親の胎内の弟か妹が成長するにつれて罪悪感が重くなる。
兄はだんだん、両親に自分が厭われていると思うようになり
ヒトとは仲良くしないと弟に泣きながら告げた。
弟の方は既に狂ってしまっていた。
兄の言葉を聞いて、綺麗な笑顔を向けながら
小さな手で兄を道路へと突き飛ばした。
走ってきた車のボンネットにぶつかり、赤い血が撒き散る。
小さな体は人形の様に宙を舞って、アスファルトへと落ちた。
両目を見開いたまま、仰向けに倒れて動かない兄。
アスファルトに広がっていく、赤い海。
通りかかった母親が、その姿を見つけ名前を叫びながら道路へと飛び出した。
兄を抱き抱えた母親に車が迫る。
間一髪、母親の目前で急停車する。
が、母親は腹痛を訴え、血まみれの兄と共に救急車に運ばれた。

この前に長々と何かストーリーがあったのだけれど
覚えて無い。起きた途端に忘れてしまった。
小さな兄が蹲って、両手で頭を抱えて泣きながら
ヒトとの繋がりを絶とうとしている姿がとても悲しかった。
それを綺麗な微笑を浮かべて聞いている弟が悲しかった。
兄は、両親を騙している自責心に耐えられなかった。
何も知らずに自分に優しく温かく接してくれる両親。
弟はもうずっと前から、世界への関心を失っていた。
毎日、兄の傍らで微笑んでいた。
何の意味も持たない微笑。
*    *    *    *    *
何か冷たくて寂しい夢だった。

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